2017 オスカー予想
いよいよ来週に迫った第89回アカデミー賞!
今回は真面目に、真剣に、予想していきます。
▶︎作品賞
「ララランド」
▶︎監督賞
デイミアン・チャゼル (ララランド)
▶︎主演男優賞
▶︎主演女優賞
エマ・ストーン (ララランド)
▶︎助演男優賞
デーヴ・パテール (LION)
▶︎助演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス (Fences)
▶︎脚本賞
デイミアン・チャゼル (ララランド)
▶︎脚色賞
エリック・ハイセラー (メッセージ)
▶︎視覚効果賞
▶︎美術賞
「ララランド」
▶︎撮影賞
リアヌ・サンドグレン (ララランド)
▶︎衣装デザイン賞
メアリー・ゾフレフ (ララランド)
「I Am Not Your Negro」
▶︎短編ドキュメンタリー賞
「Joe's Violin」
▶︎編集賞
「ムーンライト」
▶︎外国語映画賞
「幸せなひとりぼっち」(スウェーデン)
▶︎音響編集賞
「ララランド」
▶︎録音賞
「ララランド」
▶︎メイクアップ、スタイリング賞
▶︎作曲賞
ジャスティン・ハーウィッツ (ララランド)
▶︎長編アニメーション賞
「ズートピア」
▶︎短編アニメーション賞
「ひな鳥の冒険」
▶︎主題歌賞
“City of Stars” (ララランド)
▶︎短編実写映画賞
「Silent Nights」
日本時間では3/27(月)午前9:00〜生中継。
FRUITVALE STATION
邦題「フルートベール駅で」(2013) 監督: ライアン・クーグラー 主演: マイケル・B・ジョーダン、オクタビア・スペンサー
2013年に全米で公開。日本では2014年3月に公開。
ライアン・クーグラーと聞いてまず思い浮かぶのがあの大傑作「CREED」間違いなく生涯ベストに入る作品でした。クリードについても今度また語ろうとは思います…
が!今回は!そのクリードの一つ前に彼が監督、脚本を手がけた作品。それがこの「フルートベール駅で」(彼の長編映画デビューの作品でもある)
クリードとは対照的にこれは実話に基づいた、実際に起こった事件。
2009年の元旦。アメリカ、サンフランシスコのフルートベール駅のホームで1人の警官が1人の青年を射殺。この日に至るまでの青年の数日間を描く。
この作品、決してひと事じゃない。
若干22歳の無防備な青年を、あろうことか警察官が殺してしまうという何とも理不尽な出来事。彼には小さな娘も。
人種差別、社会格差、色んな差別がもたらす結果がこの悲惨な事件に繋がった。強く訴えかけてくるものがあった。命の重さを再認識できます。
↑実際のニュース
そして作り方も秀逸。
ライアンクーグラーはやっぱり才能ある。彼もデイミアンチャゼルと同様、これから映画界を牽引していく素晴らしい監督になってくれそう。
※製作にはあのフォレスト・ウィテカーも参加しているらしい。
とにかくまずは観て!感じて!
こんなに残酷な話はない、けどこれがリアル。やるせない気持ちでいっぱいになるけど観てください。観終わったらまた誰かに教えてください。
CRAZY, STUPID, LOVE
邦題「ラブ・アゲイン」(2011) 監督: グレン・フィカーラ、ジョン・レクア 主演: スティーヴ・カレル、ジュリアン・ムーア、ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン
2011年に全米、日本で公開。
いわゆるラブコメ映画です。
ストーリーとしては、離婚を告げられた夫が妻を見返すべく一流の男に生まれ変わろうと奮闘するのだが…というもの。
↑予告編
まずはキャストが豪華すぎる。
今となっては有名すぎる大物俳優、女優ばかり。「ララランド」のライアンゴズリングとエマストーンの記念すべき初共演の作品でもあるのです!(この時から息ぴったりだったな〜)
肝心のストーリー!
映画が始まって10秒。「あ、この映画絶対面白い」ってなります。(観れば分かる) 邦題から観るとよくありがちなラブコメかと思う人が多いと思うけど、これは本当に本当にマジで面白い!!感動!爆笑必至!!!
全く飽きさせないストーリー展開、そして中盤からはジェットコースターみたく物語が急展開…そしてえらいドンデン返しも待ってます(笑)伏線もたくさん張られてる、そしてラストにはしっかりと回収。もうこんなにスッキリで後味良すぎる映画は観たことがなかった。
出てくる登場人物もみんな好き!
キャラクター濃い人たちばかり!特にデイヴィッドリンハーゲンのあの立ち位置好きっす(笑)
小さな子供から中年おっさんまでそれぞれの愛の形をしっかり描けてる。隙がないです、本当に。脚本のレベルの高さにビックリします。
「CRAZY STUPID LOVE」
まさにタイトル通り、クレイジーでちょっとおかしい、だけど素晴らしい!観た後に絶対幸せな気持ちになれる映画!これは間違いない!
是非ご鑑賞願います!!!
ZOMBIELAND
邦題「ゾンビランド」(2009) 監督: ルーベン・フライシャー 主演: ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、エマ・ストーン
2009年にアメリカで公開されたゾンビ&コメディ映画。日本では2010年に公開。
ゾンビ化した世界でなんとか生き延びようとする4人をコメディチックに描く。
まずは何と言っても濃すぎる主人公たち!
映画ではお馴染み、どこかで必ず見たことあるベテランの4人です。この4人の珍道中が楽しすぎて仕方ない…!
※銃を構えるエマも珍しくて必見!
一応ゾンビ映画だからなのかは分からないけどR指定の映画です。まあちょっとゾンビの描写がグロいってだけでそこまでR指定映画だとは感じないから安心して観てください…
そしてキャストだけじゃない。ゾンビ映画ってこんなに楽しいのか!こんなに笑えるのか!って思うほど!!自分にとってはほぼ満点の脚本。本当に面白い!!!
90分というコメディ映画としては丁度良い時間の中で起承転結がしっかり描かれていて、中身も充実。コメディ映画の笑いありゾンビ映画としての怖さもあり。
ゾンビ映画ではダントツで好きな作品です!!!!!
何回観ても面白い、友達なんかと観たら倍面白みが増すと思います。カメオ出演で''あの''大御所俳優も出ているので要チェック!
TERMINATOR2: Judgment Day
邦題「ターミネーター2」(1991) 監督: ジェームズ・キャメロン 主演: アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、ロバート・パトリック
1991年に全米、日本で公開。
1984年の第1作「ターミネーター」の続編として製作され、ターミネーターシリーズでは最も売れた作品。この年の全米興行収入では2億484万ドルとぶっちぎりの一位!日本でも記録的大ヒットを果たした。
公開からおよそ30年経った今現在でも、根強いファンが大勢いるほどの傑作。”SF映画の金字塔”とも言われているくらい…それくらい凄いんですこの映画は。
↑予告編
誰もが知ってる(そう願いたい)ターミネーター2!僕のこれまで観てきた全ての映画の中で1番大好きで1番泣ける最高すぎる映画なんです。
初めて観たときは確か小学低学年の頃。
従兄弟と一緒に観たのを覚えてる。そのときはただただ敵のターミネーターが怖くて怖くて仕方がなかった…何をやっても無表情、何をやっても効かない、いつまでも追っかけてくる…
こんな奴に勝てるわけねえだろ!!
そしてこの最強の敵ターミネーター(T-1000)から、ジョンコナーを守るために未来から送り込まれたのがシュワルツェネッガー扮するT-800なんです。
特にシュワちゃんの好きなシーンは、バイク運転中に片手で銃をリロードしながらバンバン撃つところ。かなりベタだけど本当にカッコいいっす…
じゃあこの映画のどこがそこらの単なるSFアクション映画と違うのか。何でこんなにも人気があるのか。もちろんストーリーもアクションも出てくる登場人物も全てが完璧。でも普通のアクション映画には無いものがこの「ターミネーター2」にはあるのです… それは ''感動'' ですよ。
アクション映画でこんなに泣ける映画は他にはまず無い。泣けたとしてもT2ほどのものは無い。中盤〜ラストなんてワンワン泣きます。
とにかく、この時代にこんなクオリティの作品を作れたことがまず奇跡なんです…ジェームズのカマロンはやっぱり凄かった。
これまで数え切れないくらいT2は観てるけど観る度に面白い…泣ける…本当にこの映画に出会えて良かった!!!心からそう思う!!!
ちなみに今年の2017年にはこのターミネーター2の3Dでの上映が発表されております!!これは本当に楽しみ!!
是非一度はこの映画史に残る大大大傑作を観てみて下さい。
DOCTOR STRANGE
邦題「ドクター・ストレンジ」(2016) 監督: スコット・デリクソン 主演: ベネディクト・カンバーバッチ、マッツ・ミケルセン、レイチェル・マクアダムス
日本では1月27日に公開、全米では11月に既に公開。世界最速上映は舞台にもなった香港。
これまでのMCUのキャラクターとは全く異なった魔術を武器として戦う新しいヒーロー!
THE・英国紳士のベネディクトカンバーバッチが主演ということでも一躍話題に。
ネタバレは避けますが、
とにかく映像が半端じゃない…インセプション並み、いやそれ以上の映像世界!そしてさらにそこで繰り広げられる戦い!!目で追うのに一苦労(笑)でもそれが新鮮で楽しいのよ。
マーベルはこれでまた一皮剥けたなという感じがしました。こんな映画も作れるんだから、もう本当に敵なしだと思う。脚本、キャスティング、魅せ方、全てが完璧。
笑えるシーンも盛りだくさんで、最後のエンドクレジットまで楽しませてもらいました…ありがとうございました…
是非映画館で ”体感” してみて下さい!!!
WHIPLASH
邦題「セッション」(2014) 監督: デイミアン・チャゼル 主演: マイルズ・テラー、J・Kシモンズ、メリッサ・ブノワ
※「WHIPLASH」とは鞭(ムチ)打ちという意味。
デイミアン監督の第2作目。
脚本も務め、彼の出世作とも言えるべき作品!
第87回アカデミー賞では劇中で”鬼教師”を演じたJ・Kシモンズが助演男優賞を受賞。
その他でも録音賞、編集賞の計3部門での受賞。
何と言ってもこの作品に欠かせない存在が、J・Kシモンズ演じる鬼教師のフレッチャー。とにかく奴が怖すぎる…とんだゲス野郎。
そしてそんな筋肉ゲスサイコパス野郎に対し、まさに血の滲む努力を重ね挑んでいくのが、世界一のドラマーを目指すマイルズテラー演じるニーマン。
この2人の織り成すセッションが半端じゃない!
フレッチャーによるスパルタ指導で一度は心折れかけるニーマン…それでも世界一の夢を諦めきれない彼に最大のチャンスが到来!!…するのだが。
ラスト9分間は本当にリアルガチで鳥肌立ちます。
これは映画史に残る傑作!大傑作!!!
皆んなでワイワイ観るよりも、部屋を暗くして1人で観ることをオススメします。
※劇中で何度か出てくるニーマンの血。あれはマイルズテラー本人のリアルの血らしい。(恐るべき役作り)