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映画についてしゃべくります。

Spiderman Homecoming

題「スパイダーマン:ホームカミング」(2017) 監督: ジョン・ワッツ 主演: トム・ホランドマイケル・キートンロバート・ダウニー・Jr

 

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MCU(マーベルシネマティックユニバース)ではアベンジャーズ達と初のクロスオーバーを果たした昨年の「シビルウォー:キャプテンアメリカ」そこで登場した新スパイダーマン。ライミ版→ウェブ版ときて今回3人目となるスパイダーマンを演じるのはイギリス俳優のトムホランド。高い身体能力と演技力で見事に大抜擢!イギリス訛りのスパイダーマンもこれまでとは一味違って良い!先日行われたジャパンプレミアではジョン監督と一緒に参加したそう。

 

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 ↑法被姿のトムホ、可愛らしい…(笑) 

 

そして今作の敵役。

ライミ版では、ゴブリンだの足がいっぱいあるやつだの砂男だのウェブ版では、トカゲだのサイだの雷男だの何かとぶっ飛んだ敵ばかり。そして今作はなんと、、鳥人間でした(笑)鳥といっても鳥の形をした機械を身にまとった人間。ややこしい…それを演じたのが何と、あの、マイケルキートン

 

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映画好きなら分かるはず。なぜ彼の起用が笑えてくるのか。はたまた単なる偶然なのか、、

それにしてもマイケルキートンは相当なハマり役だった。人間らしい心を持った、どこか説得力のある、こんなヴィランはホームカミングが初めて。とにかくこういう役でもいけるんだって感心させられました!

(これを機に「ファウンダー」観に行きます)

 

そして何と言っても忘れちゃならないのが、この人!

 

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我らがメイおばさん!!!おばさんじゃねえよこれ!めちゃくちゃ綺麗なんだけど。そりゃあ近所でも人気出るわな…こんな叔母さんが家に帰っているなんてピーターお前羨ましすぎるわ!とにかく色気が半端ないです。(トニーはそこまで好きじゃ無いみたい)

 

とまあだいたい出てくる登場人物はこの3人が基本です。

…ってそんなはずもなくまだまだ沢山出てきます。特に今回は学園ドラマ要素も入ってるからピーターの親友のネッド、片思いの子リズ、よく分からないミシェルジョーンズ(MJ)、パン屋のおっちゃん、色々出てくる。

 

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特にピーターとネッドの仲の良さは見ていて本当に飽きない!2人だけの合図とかめちゃくちゃクール!こんな友達が欲しかった…(笑)

 

人物紹介はここまでで、これからはようやくストーリー。新生スパイダーマンは果たして過去作を超えたのか超えきれなかったのか。結果から言うと過去のツーバージョンのスパイダーマンも好きだけど今回のホームカミングが断トツで1番好き!!まずはフォルム、機能!

 

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新機能に次ぐ新機能!今までになかったユーモア溢れる、スターク味溢れる楽しい機能が満載!

・ドローンになる胸の蜘蛛マーク

・背中の大きなこれまた蜘蛛マークはパラシュートに変化

・ダボダボスーツがボタン一つでピタッ!

・糸から電気放出

・グレネード、ウェブシューター、連射など

 

この他にも沢山の機能があって、こういうのに男は燃えるんだよ。監督分かってるな〜

しかも今回のスーツはアイアンマン仕様だからもちろんジャーヴィスみたいに人工知能(今回はカレン)が話してきます。

(※ちなみにジャーヴィスの声はポールベタニー、今回のカレンの声はジェニファーコネリー。この2人は私生活では夫婦。人工知能同士のご夫婦…キャスティングがまた面白い)

 

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アイアンマンとの共演でも話題になった今作。

シビルウォーでのスタークとピーターの師弟関係のようなものがこのホームカミングでも沢山観れた!ピーターは自分を拾ってくれたスタークに対しての感謝とリスペクトの気持ち。逆にスタークはいろんな候補者がいる中でピーターを抜擢したという信頼。このタッグにも注目。

 

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「大いなる力には、大いなる責任がともなう」

 

この言葉がピッタリの作品になってます。

これ以降は結構なネタバレになるから避けます。ホントに最高だった!これぞヒーロー映画、スパイダーマンだ!って思える笑って楽しい2時間だった!!!是非劇場で!!!!!

 

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CARS3

邦題「カーズ/クロスロード」(2017) 監督:ブライアン・フィー

 

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 カーズとしてはシリーズ3作目。ピクサー作品としては18作目の今作。

ピクサーではお馴染みの本編前にあるショートムービー。今回は「LOU」これは素晴らしかったです!これまでのショートムービーの中でも特に良い。もうこれが観れただけで映画館来たくらいの価値はある!

 

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※ちなみに「LOU」は“Lost and fOUnd”から

 

そしていよいよ本編!1.2と地上波で観て3日も経たないうちにこのクロスロード!まずは珍しく副題が良い!「クロスロード」観た後だとなるほどな。という感じです。

 

1を観たときの衝撃というか、アニメーションの車にここまで感情移入できたのも初めての事でやっぱりピクサーは凄いやって感心してた矢先にこのカーズ3…結果から言うともうオールタイムベスト級に好きな作品になりました。1よりも、むしろ1を観ていたからこそ感動が何倍にもなって本当に素晴らしかったです!!!

 

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ピクサーの中では「ウォーリー」「インサイド・ヘッド」が一番好きなんだけど、この2つに匹敵するほど完璧な作品。

 

今作はこのマックイーンとクルーズのバディムービーでもあるのよね。大事故を起こしたマックイーンを再生させるためのコーチとしてこのクルーズは就任するんだけど、実はクルーズにはレーサーになることを挫折したという重い過去があって…

 

トーリーの終盤ではまさかの展開が待ってるんだけど、ここがまた泣ける泣ける。シリーズ3作を観て来た自分としてはマックイーンの挫折も苦悩も知ってるし、色々なものがこのラストに込み上げてきて…思い出しただけでもヤバイ(笑)

 

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そして今回のマックイーンの新しいボディー、めちゃくちゃクールでカッコいい!ライバルで登場したストームのフォルムも現代的でいい感じです。

 

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今作は前2作に比べてさらにパワーアップしたレースシーンやストーリー性、メッセージ性も兼ね備えた最高の作品に仕上がってる!!

たかがアニメーションだろうと思ってナメてたらどえらいしっぺ返しを食らいます(笑)

 

毎回言ってるようだけど、本当にピクサーは裏切らない! 子供から大人まで楽しめる素晴らしい一本です。是非劇場で!!!

 

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TRAINING DAY

邦題「トレーニング デイ」(2001) 監督: アントワーン・フークア 主演: デンゼル・ワシントンイーサン・ホーク

 

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 ロス市警の麻薬取締課に所属することになった新人刑事ジェイク。彼とともにタッグを組むのがデンゼル演じる麻薬&ストリートを知り尽くしたベテラン刑事アロンゾ。初めはアロンゾに言われるがままだったジェイクだが、徐々にエスカレートしていくアロンゾの行動に不信感を募らせていく。「トレーニング デイ」(訓練初日)に一体何が起こったのか…

 

監督はマイオールタイムベストの一つでもある「イコライザー」や最近では「マグニフィセント・セブン」などのアントワーンフークア。そして脚本には「スーサイド・スクワッド」やこれまた名作「エンド・オブ・ウォッチ」「フューリー」などでお馴染みのデヴィッドエアー。

 

こうしてみると警官ものが2人ともお好きだな〜と思う。アントワーン監督はデンゼルもイーサンホークもお気に入りだなって印象!

 

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そしてこの作品でデンゼルワシントンは見事、第74回アカデミー賞主演男優賞を受賞!オスカー納得の演技でした。本当に圧巻でした。

 

そして肝心なストーリーね!

もうこれは素晴らしいですね。デヴィッドエアーの脚本と監督の魅せ方にあっぱれ!キャスティングももちろんのこと作中ほぼ黒人のギャングだらけって設定も良かった。期待していた内容とは180度違ったんだけど、断然こっちの方が良かったし考えてみればデンゼルが悪役ってのもなかなか見れないなと思って…本当に最後まで手に汗握る展開が続きました。

 

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まずは何と言ってもデンゼルワシントンの圧巻の演技力だよね〜。今自分が知ってる限りでは一番ハリウッドで演技が上手い俳優さんだと思う。目つきとか仕草とか本当に怖すぎて、特に今回で言えばあのラストシーンはマジでヤバイ。鳥肌。悪役も全然アリだったな〜、コメディとかいかないで演技派一本でこれからも勝負していってほしい。

 

そしてイーサンホークも良かった!序盤でアロンゾに銃を向けた時とラストでアロンゾに銃を向けた時のシーンでは顔つきがまるで違った。やっぱりプロだな〜って思いましたです。

 

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そしてこの作品、役者さんの演技だけじゃなしに色々とメッセージ性もあるんです。

 

本当の「正義」とは「悪」とは何かを考えさせられる。アロンゾが言っていた「『羊は狼に喰われるが羊は狼を倒せない。狼を倒せるのは同じ狼だけだ』だからお前も狼になれ、心を鬼にしろ」実際のところアロンゾは汚職警官だったわけだけれども、彼の言っていることはある意味当たってる。「目的を達成する(街を平和にする)ためには多少の悪(規則を破る)ことも必要だ」確かにそうかもしれないけどアロンゾのやり方には無茶があり過ぎたし、何より彼の目的というのは街の平和ではなく単なるカネ集めでしかなかった…

 

デンゼルが演じてるからカッコイイ〜!!!で済みそうだけど、こういう汚職警官とかいうヨゴレに手を染める奴は沢山いるんだよね。強い信念を持ってお仕事してほしいね。

 

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と言うわけで、デンゼル節炸裂の大傑作トレーニング デイを是非ご鑑賞くださいませ。

 

The Edge of Seventeen

邦題「スウィート17モンスター」(2016) 監督: ケリー・フレモン・クレイグ 主演: ヘイリー・スタインフェルドウディ・ハレルソン、ブレイク・ジェンナー

 

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全米では2016年11月18日、日本では2017年4月22日に公開。大分では6月18日に公開…f*ck!!

 

思春期真っ只中の17歳の高校生ネイディーン。唯一の親友であるクリスタと幼少期からずっと一緒に過ごしてきた。しかしあろう事かクリスタがネイディーンの兄ダリアンと付き合うことに。親友と兄の両方を失ったネイディーン。そして母親とも疎遠になってしまい友達のいないネイディーンは1人だけ取り残されてしまう…10代ならではの抱えるさまざまな問題をコメディタッチで描く。

 

第74回ゴールデングローブ賞ではこの作品で主演のヘイリースタインフェルドが主演女優賞で見事ノミネート!おめでとう!!!

 

オンラインで半年くらい前に一回観て、めちゃくちゃ面白かったから日本公開ないかな〜と思ってたらまさかの決定ですごい盛り上がった!んだけど、、公開が遅すぎる…大分に至っては6月に公開…待ちくたびれた。

 

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これが今日購入したパンフレット。

意外と小さくて男が買うにはなかなか勇気がいりました…(笑)でも中身はこの作品の雰囲気をすごく捉えててセンス抜群の出来だった!

 

そんで改めて観るとやっぱり面白かった。こんな質の良い青春コメディ映画もなかなか無いかと。ロッテントマトが95%のFreshを出したのも納得!

 

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まずは主役のヘイリー!!!

可愛すぎる!!!やっぱりナチュラルメイクのヘイリーが一番可愛く見える!口も態度もめちゃくちゃ悪いけど、でもどこか憎めない感じが上手〜く表現できてた。今は歌手としても活動してるけど女優としても流石。この作品にヘイリーをキャスティングした人は凄い!コメディとしての役もこれでだいぶ広がったかな〜。

 

そしてもう1人。もちろん出ている皆が素晴らしい演技だったんだけどウディハレルソンはやっぱり良かった!シリアスからコメディまで色んな作品に出てるまさにベテラン個性派俳優!ヘイリーとの相性もバッチリでした。

 

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トーリーはもうホント最高!!笑って笑って最後にはウルっと来る完璧すぎる脚本!監督は脚本も手掛けたそう。凄いな〜。次回作にも期待。

 

正直イタイ女子なんです。ネイディーンは。「周りとは違って私はCOOLだから」みたいに斜に構えて物事を見てる。それが行き過ぎたせいで周りは遠ざかっていくし、挙げ句の果てには家族とまでも疎遠になっていく…

自分だけが悲劇のヒロインだと思い込んでしまい、どうにかしようとするが不器用な彼女にはなかなかそれを乗り越えることが出来ない。だけども徐々にネイディーンがまだ気付いていなかった周りの人の小さな配慮とか優しさとかが分かってくる。(自分と重なる所が山ほどあった 笑)

 

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要はこの作品、誰にでもありえる、または経験したことのあるあの頃のイタイ思い出や苦い経験。それを繊細でしかも重くないコメディタッチで描いているんです。つまり今すぐに観るべきなんです!!!

これから思春期を迎える中高生が観ても良し、思春期を終えた20代、30代が観ても楽しめる。さらに上の親世代が観ても「今我が子はこんな思いなのかな〜」とか色々考えさせられる作品だと思います。実際に作中でも、終盤でネイディーンの母親のちょっとした成長も描かれてました。

 

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どの世代が観ても楽しめる、大袈裟じゃなくて結構マジメに“21世紀最大の青春映画の傑作”だと思います!ホントに面白い!是非劇場で!!!

 

FENCES

邦題「フェンス」(2016) 監督: デンゼル・ワシントン 主演: デンゼル・ワシントンヴィオラ・デイヴィス

 

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原作はオーガストウィルソンの戯曲『Fences』(1983) これを舞台版で演じたデンゼルワシントンが演劇の世界的賞・トニー賞主演男優賞を見事獲得。そして自らがメガホンを取り監督&主演としての映画化へと踏み込んだ。

 

そして先日行われた第89回アカデミー賞こちらも見事助演女優賞を獲得したヴィオラデイヴィス。第23回SAG Awards(俳優組合賞)でも両者ともに主演男優賞助演女優賞を受賞している。

 

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 時は1950年代。アメリカのピッツバーグ

トロイと妻ローズはアメフト選手を目指す息子と暮らしていた。ある時息子の夢をめぐり激しい言い合いの末、父と息子は疎遠に。さらに追い討ちをかけるようにある事をきっかけにローズとの間にも深い亀裂が生じてしまう。父親としての威厳、母親の葛藤。さまざまな感情が渦巻き、ラストには何とも言えない感動が生まれる。

 

まずは序盤。デンゼルワシントンのマシンガントークに注目。始めの30分はほぼデンゼルの一人芝居。しかもずっと喋りっぱなし…ここで「あ、無理かも」って思う人もいるだろうけどデンゼルの入り込んだ演技に圧倒されます。

※ホントにずーーーっと喋ってる(笑)

 

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そして物語が始まって40分程度でやっとこのデンゼル演じるトロイの頑固ぶりとマジでクソ野郎な一面がじわじわと見え始める。

自分の過去の失敗から息子の夢に聞く耳すら立てず諦めろと言うトロイ。価値観の違う者には何の興味も示さない。自ら息子たちを突き放し、夢を追いかけるな、職に就けとひたすらに現実を教え込む。

とにかく超が付くほどの頑固野郎でプライドの高い亭主関白な父親だなと感じました。でもこれがまたどこにでもいそうな父親なんだわ…ここまでではないけど自分の家庭とも重なって身近に感じてさらに僕は共感できました。

 

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そして中盤。トロイがある重大な出来事をローズに伝える。今日本でも流行りの○○ってやつ。そこからのヴィオラデイヴィスの演技が本当に凄い。涙流して鼻水垂らしながら顔ぐちゃぐちゃになりながらのあの演技。いやぁ圧巻圧巻。本物にしか見えなかった…これがオスカー女優の演技かと実感しやした。

 

終盤では、ネタバレしちゃうと、、トロイが死にます。ほんでその葬式で一家がまた再集合するんだけどそこからが結構くる…(笑)涙腺が…トロイと別の女との間に生まれたレイネルちゃんがめちゃくちゃ可愛い!人懐っこくてすぐにお兄さんを受け入れてあげて…でもまだこの子は真実を知らないんだろうな、、って思うとなおさら悲しくなったり。そしてトロイの兄ガブリエルの吹いたトランペットが最後に小さな奇跡を起こします。

 

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このラストの終わり方も好き!

とにかく本当に素晴らしい作品でした。なんでこんな良作を上映しないのかが分からない。日本の映画市場は邦題問題とかも含めてホントにどうかしてるぜ!139分と長尺ながらも長さを全く感じさせない脚本とキャストの演技力で最後まで持ってかれた。ひたすらリアルでどの家庭にも共通するテーマがあるから観やすくて良かった。

観る価値あり!傑作。是非是非DVDで!!!

 

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LOGAN

邦題「LOGAN/ローガン」(2017) 監督:ジェームズ・マンゴールド 主演: ヒュー・ジャックマン、ダフネ・キーン、パトリック・スチュワート

 

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X-MEN」シリーズの第10弾。ウルヴァリン単体のスピンオフシリーズとしては3作目。アメコミ作品には珍しくR指定作品。

X-MENを代表する不死身のキャラクター、ウルヴァリンの最後の作品でもある。

17年に渡って演じ続けたヒュージャックマンのラスト、ローラ役の新星ダフネキーンちゃんにも注目!

 

時は2029年。ミュータントがほぼ死滅した世界にプロフェッサーXとウルヴァリンの姿はあった。そこにローラという1人の少女が現れる。彼女は一体何者なのか、目的は何なのか。エデンと呼ばれる地を目指し一行は旅を始めるのだが…。

 

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今年のMTV Movie アワードではこの2人が「最優秀デュオ賞」を見事受賞!Congratulations!!

 

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今回のこの「LOGAN」でヒュー様のウルヴァリンは見納め。シリーズファンにとってはこれ以上にない悲しみ。まずは本当に本当にお疲れ様でした…

 

そしてその今作はまさかまさかのR15指定!バイオレンスでグロテスクな描写が結構出てくる。でもそれがリアルでウルヴァリンらしくてめちゃくちゃ良い…

ローガンではマッチョなおじさんと化してしまったウルヴァリンだけど彼のスーツ姿、メガネ姿(老眼)、そして白髪混じりの髪・髭。全てが哀愁漂いまくってて超絶かっこよかったです!!!

 

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そして今作で大抜擢を受けた未だ12歳の新星、ダフネキーンちゃん!母親がスペイン人という事もありバイリンガルらしいです。

 

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めちゃくちゃ可愛い…!!でもこの可愛さからは想像もできないような激しいアクションも見せてくれます。ちなみに彼女のオーディション風景がこちら→ https://youtu.be/h8YJt6iQPNA 

 この2人を中心に今作は進んでいきます。

肝心なストーリーだけど、これはもう本当に泣ける。これまでのX-MENシリーズとはもはや真逆の雰囲気。CGもほぼ使われていない、ドカンドカンとド派手なアクションシーンもほぼない。あるのはヒュー様とダフネちゃんの迫真の演技力とこれまでのシリーズの集大成と言っていいほど完璧な脚本、ストーリー!

正直X-MENでここまで感動できるとは思ってなかった。マーベル作品では一番泣ける作品ではないでしょうか…

 

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不死身なだけに他と比べて計り知れない苦しみを何度も味わってきた男。これは1人の男としての物語であり、唯一の父親としての物語でもある。17年に渡って挑み続けたヒュージャックマンの、そしてローガンの最期を是非スクリーンで見届けてください。

 

Guardians of the Galaxy Vol.2

邦題「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(2017) 監督: ジェームズ・ガン 主演: クリス・プラットゾーイ・サルダナカート・ラッセル

 

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全米では5月5日、日本では1週間後の12日に公開。

前作の第1作から3年ぶりとなるこの2作目。MCU作品では第15作目の作品となる。監督・脚本は変わらずジェームズガン、そしてキャストには新たにカートラッセルやスタローンなど豪華俳優陣を迎えての今作。

 

銀河を旅するガーディアンズたちに新たな危機が立ちはだかる。ピーターの父エゴが突如姿を現し、長年の夢であった息子との再会を果たす。しかしエゴの住む星には恐るべき秘密が隠されていた…

 

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1作目「ガーディアンズオブギャラクシー」から約3年…

考えてみるともう3年も経っていたのかって早い感じもした。前回が最高すぎただけに今回も相当な期待を持って上映開始日当日に観て参りました。

 

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なんと!パンフレットは通常版と特別版の2種類がありまして(↑は特別版)、特別版は950円。もちろんそちらを購入。内容としては監督やスタッフのインタビューやコンセプトアートやらとにかく中身は豊富だったけど、表紙は通常版の方が良かったかな…って今さら後悔。2種類とも買うのがオススメ(笑)

 

そんなこんなで観てきたわけなんだけど、、

これは大傑作ですよ!!!正直1作目より劣ると見くびってたけど余裕で超えてきた。しかも個人的にはMCU作品の中でもトップ5、いやトップ3には入るくらいの素晴らしい出来!!!今までの全ての映画の中でも生涯ベスト級。

 

もうね、マーベルファンにとってもアクション大好きな人にとっても最高に楽しい作品だった!これこそまさに「ガーディアンズオブギャラクシー」だぜ!って思える作品!!!

 

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ネタバレはしないけど、今回出てくる新しいキャラに「マンティス」と呼ばれる(↑1番手前の)女宇宙人がいるんです。この子がめちゃくちゃ面白い。ドラッグスとの会話シーンが何度か出てくるんだけど、もう後半はこのツーショットが映っただけでも笑いが出てくる(笑)とにかく最高に好きなキャラクターになりました。

 

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そして他にもガモーラの義理の妹ネビュラも今作から本格的に参加しています。彼女たちの姉妹コンビにも注目。「サノス 」ってワードがネビュラの口から何度も出てたからこれは次の「インフィニティーウォー」への何かの伏線にもなっているんだと思う。

 

そして何と言っても忘れてはいけないのが前回感動的なラストの立役者となった彼!

 

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 “I AM GROOT”

 

そうベビーグルート!もうこいつがめちゃくちゃ可愛い!ずっと見てられる…まだ幼いからかやってる事のほとんどがめちゃくちゃ(笑)でもその自由気ままでゆるい感じが最高に良い!

今回もこのベビーグルートと(アライグマ)ロケットとの名コンビにも注目。

 

今作では色んなコンビの関係性、そこにあるバックストーリーに重点を置いている作品でもある。

・マンティス&ドラッグス

・ガモーラ&ネビュラ

・ロケット&ベビーグルート

・ピーター(息子)&エゴ(父)

・ロケット&ヨンドゥ

・ピーター&ヨンドゥ

 

今思い出せるのでもこれだけのコンビたちにフォーカスを丁寧に当ててる。だからアクションや映像のレベルアップだけじゃなしに、ストーリーの部分でもめちくちゃ燃えるし感動できます。もちろん音楽の方も、まさに“Awesome Mix”

 

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とにかくめちゃめちゃ面白いです!!!

アクション全開だけどコメディ映画並みに笑えるし、そしてラストには思わずウルッと来てしまう。これも全てジェームズガン監督の手腕のおかげ…

本当にマーベルって監督からキャストから全てにおいて人のチョイスが素晴らしい!先見の明を持ってる。だから超一流企業なんだろうな〜(笑)

 

絶対に映画館で観るべき作品です!

観て損は120%ない!むしろ値段以上の価値が自分にはあった。この映画を今この時代に観れたことに感謝…大袈裟じゃなく、アクション映画の新たな傑作が誕生したと思います。

「I AM GROOT(ありがとうございました)」 

 

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