FRUITVALE STATION
邦題「フルートベール駅で」(2013) 監督: ライアン・クーグラー 主演: マイケル・B・ジョーダン、オクタビア・スペンサー
2013年に全米で公開。日本では2014年3月に公開。
ライアン・クーグラーと聞いてまず思い浮かぶのがあの大傑作「CREED」間違いなく生涯ベストに入る作品でした。クリードについても今度また語ろうとは思います…
が!今回は!そのクリードの一つ前に彼が監督、脚本を手がけた作品。それがこの「フルートベール駅で」(彼の長編映画デビューの作品でもある)
クリードとは対照的にこれは実話に基づいた、実際に起こった事件。
2009年の元旦。アメリカ、サンフランシスコのフルートベール駅のホームで1人の警官が1人の青年を射殺。この日に至るまでの青年の数日間を描く。
この作品、決してひと事じゃない。
若干22歳の無防備な青年を、あろうことか警察官が殺してしまうという何とも理不尽な出来事。彼には小さな娘も。
人種差別、社会格差、色んな差別がもたらす結果がこの悲惨な事件に繋がった。強く訴えかけてくるものがあった。命の重さを再認識できます。
↑実際のニュース
そして作り方も秀逸。
ライアンクーグラーはやっぱり才能ある。彼もデイミアンチャゼルと同様、これから映画界を牽引していく素晴らしい監督になってくれそう。
※製作にはあのフォレスト・ウィテカーも参加しているらしい。
とにかくまずは観て!感じて!
こんなに残酷な話はない、けどこれがリアル。やるせない気持ちでいっぱいになるけど観てください。観終わったらまた誰かに教えてください。