[号外版] TH1RTEEN R3ASONS WHY
Netflixオリジナルドラマ「13の理由」
著者: ジェイ・アッシャー 主演: キャサリン・ラングフォード、ディラン・ミネット
3月の末からNetflixで配信されている今話題沸騰中のドラマ「13の理由」エグゼクティブプロデュースに歌手のセレーナゴメスが就いた事でも話題。
物語は一つのテープから始まる。それは自殺をはかった17歳の女子高生、ハンナベイカーからのメッセージであった。13のテープに13の理由。何故彼女は自ら命を絶ったのか、テープにはその全貌が残されていた。自殺、いじめ、差別、現代社会が抱えるさまざまな問題を投げかけるNetflixオリジナルのストーリー。
主な主人公としては上の画像に出ている高校生たち。場所は高校とそれぞれの家。タイトルにあるようにハンナが命を絶った13の理由が13話にかけて語られる。この全員が物語の主人公。
ネタバレはしないけど、これは本当に面白い。Netflixのドラマではストレンジャーシングスと並ぶくらい面白い。まずはキャストなんだけど自殺したハンナベイカー。彼女は死んだからって出てこない訳じゃなくて、死ぬ前の回想として毎話出て来るのでご安心を。そしてなにせハンナがめちゃくちゃ可愛い!
彼女は今回の13の理由で本格的な女優デビューらしいです。
そして他にも味のあるキャラクターが沢山出てきます、が、一人一人説明はできないのでそこは是非本編で。このドラマは現代の社会問題にも色々と踏み込んでる作品で観終わった後は結構真剣に考えさせられます。同時に高校生のリアルを色んな視点から描いているので自分にとってはあるあるネタとしても楽しく観れました(笑)
とにかく高校生はもちろん、大人が観ても楽しくそして深く考えされられる素晴らしいドラマです!海外ドラマは本当にクオリティが高い…
今なら1ヶ月無料体験もあるからそれで是非!
KONG SKULL ISLAND
邦題「キングコング 髑髏島の巨神」(2017) 監督: ジョーダン・ヴォート=ロバーツ 主演: トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン
全米、日本ともに2017年3月から公開中。
太平洋に浮かぶ未開拓の島、通称「髑髏島」。そこには古来からの巨大生物が住むと噂されていた。そこへとある調査隊が潜入を試みるのだが…
本日3月25日から全国公開となったこの作品!
自分も正直観に行こうか行くまいか迷ってた。それは今日行く行かないって話じゃなくてこれを映画館で観るか観ないか…でもまあ暇だしいっちょ行っとくか!的なノリで観たわけなんだけども。
舐めきっててすんませんでした。
まずはこの日本版ポスター、最高です↑↑↑
まさに「怪獣による怪獣のための映画」です。激アツムービーでした。
まずこのコングがめちゃくちゃカッコ良い…
2005年版のキングコングと比べると少し幼い、ちょうど人間でいう18くらいの思春期ゴリラなんです。このゴリラ、開始15分程度で早速出てきます。その大きさたるや動きといい、表情といいもう映画館で観るにはもってこいの作品です!
その他にも色んな怪獣がわんさか出てくる!
そしてその全部が規格外の大きさ!こいつらと人間とのバトルも見ものです。
キャストについてはまず主演トムヒとブリー。
言わずと知れた美男美女コンビ。トムヒは変わらずスタイル抜群でカッコ良かったし、特にブリーのタンクトップ姿は本当に良い…(笑)そしてある種この作品でキーパーソンと言ってもいいサミュエルジャクソン。見れば見るほど彼がコングに見えてしょうがなかった…
あとは冒頭に日本人のmiyaviさんも出ています。とても綺麗な顔立ちでした。(彼は「unbroken」にも出演しているようです)
↑今年の暫定ベストドレッサー賞
とにかく全てが規格外のまさに“全編クライマックス!” 次から次へと怪獣→怪獣のオンパレード!特にラストシーンでの戦いは鳥肌バシバシ、口ぽかーんの圧巻シーン。これこそ怪獣映画だと思い知らされる!!
批評家や映画ファンからもすこぶる評判が良いこのキングコング。是非、劇場で体感してみて下さい🦍
※最後まで席を立つことなく!
THE NOTEBOOK
邦題「きみに読む物語」(2004) 監督: ニック・カサヴェテス 主演: ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス
ニコラス・パークスの恋愛小説「The Notebook」を映画化。2人の身分の違った男女の純愛を描く。
2005年に行われたMTVムービーアワードではこの2人がその年の「ベスト・キス賞」にも選ばれた。
誰もが一度は観たこと、聞いたことがあるこの作品!言わずと知れた名作!結論から言えばストーリーは今の時代じゃ王道中の王道。そしてハッピーエンド。だけどもこの2人のまさに「純愛」と言うに相応しい“LOVE”ですよ。どんなことがあろうと2人で乗り越えていくんです。
物語は年老いた老人がとある重度の認知症の女性に物語を読み聞かせる場面から始まります。その老人が読み聞かせる物語に出てくる男女がこの作品の主人公2人なのです。
そしてそこからノア(ライアンゴズリング)とアリー(レイチェルマクアダムス)の恋愛が始まっていきます…
とにかくのっけのシーンからめちゃくちゃ良い。ノアのアリーに対する猛アタックが清々しいくらいに凄い(笑)見ていて気持ち良い!はじめはノアを変人扱いしていたアリーも次第にノアの人の良さに惹かれてきいます。
そしてそれから色々と困難にぶつかっていく訳なんだけども…とまあそんな感じでして。
本当にこの2人、演技とは思えないくらいめちゃくちゃラブラブでなんなんだよ。って思って調べてみたらお互い私生活でもこの映画をきっかけに少しの間お付き合いしていたようで…だからより感情移入してしまって感動…
若かりしゴズリングとマクアダムスの姿も拝める!ゴズリングは相変わらずだし、マクアダムスは今も昔もホント変わらないで綺麗。この時はめちゃくちゃ可愛い!そこにも注目してほしいです。
とにかくまずは観てみて!これは観ておかないと損だと思う。こんな1人の人を死ぬまで愛せるカッコいい人間になりたい。The End.
MOANA
邦題「モアナと伝説の海」(2016) 監督: ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ 主演: アウリー・クラヴァーニョ、ドウェイン・ジョンソン
2016年11月に全米公開。日本では現在公開中。
ディズニー映画では56作目の作品。
海に選ばれた少女モアナが元の世界を取り戻すために、かつて英雄と呼ばれた大男マウイと世界を救う旅に出る。しかしその先々にはさまざまな困難が立ちはだかり…
ズートピア以来のディズニー映画ということもあって期待してた!海を舞台にしたディズニー映画はファインディングニモとかがあるけど、あくまであれは水中での話だから…(笑)予告編でとても惹かれて公開日当日に鑑賞。(日本語吹き替え)
↑予告編
とにかくこれはもうディズニーじゃ当たり前なんだけど、映像が素晴らしく綺麗!特に今回は海の場面が多いから終始、映像のリアルさに感激しておりました。
続いてストーリー。
日本版の予告編では海に選ばれたモアナが海と楽しそ〜うにじゃれ合って、大男マウイと旅するみたいな感じになってるけど実際は結構ダークでシリアスです。モアナの父との対立、村の長としての責任・海に選ばれた者としての責任、海への恐怖心…色々な葛藤が描かれてます。でもそれを克服、そして成長していくモアナの姿が素晴らしい!応援したくなる!
実際このモアナ、アニメの方もだけど実際の声優演じてる彼女もめちゃくちゃ可愛いんです。
この貫禄でいまだ17歳!!!
やっぱり海外はレベルが違うなあ。今年のアカデミー賞ではこの歌声で大勢の人々を魅了しました。
17歳でこの堂々たる風格。凄すぎる。
そしてマウイを演じたドウェイン・ジョンソン!もうこの人しかいないでしょ…キャスティングは相当楽だったと思う(笑)予告編だけで見る限りドウェインの声もキャラクターにしっかりハマっていた印象。
特にこの作品で好きな歌が
「How Far I'll Go」モアナが海に向かって語りかけているシーンで流れる曲。これがめちゃくちゃ良い。ディズニーではトップクラスに入るくらい好きな曲!
まだ観ていない方は是非。事前に英語で聴いて日本語吹き替えで観て聴いて比較してみるのもいいかも。
とにかく今年もノリに乗ってるディズニー!このモアナもさすがディズニーだなと思わせるクオリティーの高さと毎度のことながら観客への問題提起。本当に感心させられました…自分はズートピアよりも全然こっちの方が好きです!
是非劇場でご覧あれ!!!
BLACK MASS
邦題「ブラック・スキャンダル」(2015) 監督: スコット・クーパー 主演: ジョニー・デップ、ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチ
2015年に全米公開。日本では2016年1月に公開。
1970年代のサウスボストン。幼い頃から同じ地で育った3人の男。凶悪ギャング、FBI、政治家の数年間を描いた実話を基にしたクライムドラマ。
この作品、冒頭から惹きつけられる。銃とか鈍器を使うことなしに素手で相手を血塗れにして殺す…1番むごいやり方かも。その他にも銃はもちろん首絞め、拷問、襲撃とか色んなやり方で殺しをしていきます。これを主犯で行ってるのがジョニーデップ演じる“ホワイティ・バルジャー”
これがめちゃくちゃ恐いんです。とにかくジョニーデップのこの冷めた過ぎる目つき、喋り方、癖とかがめっさ恐い!「裏切り者は何が何でも殺す」これが彼の決め事で少しでも裏切った者、チクったりしたやつ、チームにとってマイナスな者はどんなに逃げようが地の果てまで追い詰めて確実に殺します。その殺し方も本当に惨い。でも実はとても人情深く、地元のおばちゃん達にもとても愛されています。(そのギャップがまた尚恐い…)
ジョニーデップの素晴らしい演技は必見!オスカーに匹敵する演技だと思う!
そしてジョエルエドガートン演じるFBI捜査官のコナリー。彼も彼で良い演技してます。
幼馴染が大物ギャングということを理由に彼は自らの昇格のためバルジャーと手を組む。FBIでありながら汚職に手を染めていることを周りには隠し、また家族とも葛藤しながら突き進んで行く。ベテランのジョエルエドガートンの演技にも必見です。
そして最後にベネディクトカンバーバッチ演じるビリーバルジャー。
名前からも分かる通りホワイティのお兄さん。そして州の議長でもある。ホワイティの行動を知りながらも血の繋がった弟であるがために、そのことについては見過ごしてきた。それはビリーの優しさでもあった…が。
カンバーバッチは他の2人に比べて出演シーンは少ないけど物凄い存在感。
実話なだけにこれといって、すごいオチとかどんでん返しとかは無いけどそこがまたリアルで自分は好き。この3人の関係性が複雑に絡み合っていて物語にどんどん入り込んでしまう。
何回でも観れる、とくにジョニーデップの怪演は映画史に残ると言っていいくらい残忍で恐くて彼の新境地をまたこの作品で観れた気がしました!!
LALALAND
ようやく2/24に日本で公開となったララランド!前評判もすこぶる良くて公開を今か今かと待ち望んでいた映画ファンも多いはず…
大分のアミュプラザTOHOシネマズの1番早い回で早速観に行きました。相当混んでるだろうなと思って行ってみたらいつもより少し多いくらいでした。
今回のララランドに対しての意気込みはこれまでの映画の中でも断トツだったから1回目の初見はなるべく集中しようと思ってポップコーンもやめました…🍿そして約2時間、一度も目を離さず集中して観ました。
終わった後、劇場を出て、電車に乗り、家路について、ホッと一息。
いつもは映画の内容を忘れないようになるべく観終わったらすぐにレビュー書くようにしているんだけど、このララランドに至っては小一時間整理ができなかった…本当に夢から覚めたようで今までに経験したことのない不思議な感覚に陥った。
そしてようやく頭が追いついてきて内容も徐々に思い出すことができてこのレビューに至ってる(笑)
LA LA LAND
これね、もうね、本当に凄いのよ。正直期待値はめちゃくちゃ高かった。セッションで度肝を抜かれたから今回はどんなの出してくるんだろうって相当なハードルあったけど、もうそれの何百倍をも飛び越えて本当に大好きな作品になりました。
まず↑の日本版ポスター!
これがもう満点の出来!「これはネタバレだ!」とかいう輩もおられるようだけどこのポスターは本当にこの映画を真に表してると思う。決してネタバレではないし、これの何百倍もの感動が劇中では味わえるから。
まずは何と言ってもこの作品最大の醍醐味と言ったら、キレッキレのダンスと鮮やかな街並みそしてシャレオツな衣装💃🕺
本当に素晴らしい。
映画と言うより生のミュージカルの舞台を観ているような、細部の細部にまで気を遣ってます。
そしてそのミュージカルをより良く魅せるための技術。カメラワークですよ!皆さん!
デイミアンチャゼル監督の真骨頂とも言っていいでしょう!このハイレベルなカメラ技術。
大抵の映画はシーンが変わるごとに一度カットをかけて次のシーンへといきます。が!彼の場合はそのシーンを切ることなくずっ〜とカメラで追っていきます。
だから言ってしまえば、一発勝負なんです!
↑場面としてはこのへんの演奏で長回しが出てきます。
このカメラワークでより観客は映画の世界に引き込まれます。セッション観てる人はなおさらこのシーンで興奮したと思う。
最後に素敵すぎる2人の主人公を演じたエマストーンとライアンゴズリング。
今となってはこの2人以外考えられないほど、最高の演技をみせてくれました…演技だけでなくダンスも歌も、ゴズリングに至ってはピアノまで、、(1日2〜4時間の練習をなんと3ヶ月も続けていたそうな…) この作品に賭ける役者魂を感じました。
そして何よりこの素晴らしい作品を作ってくれた監督に感謝したい…こんな作品をリアルタイムで観れたことの幸せ、この時代に生まれてきて良かった。大袈裟だけどそう思わせるほど本当に本当に素敵な映画でした。チャゼル監督のこれからに期待してます!その他のこの映画に携わった全てのスタッフさんにも本当にありがとうございました!お疲れ様でした!
肝心のストーリーについて触れようと思ったけど、書いたらとんでもない字数いきそうだから止めとこう。個人としてはこれ以上の内容は無いと思ってる。それくらい感動した。でもそれぞれが観たそのままの感想で良いと思いますので…
是非!是非!この映画界に残る大傑作、映画を超越した映画をリアルタイムで、そして劇場で “体験” してみて下さい!!!
2017 オスカー予想
いよいよ来週に迫った第89回アカデミー賞!
今回は真面目に、真剣に、予想していきます。
▶︎作品賞
「ララランド」
▶︎監督賞
デイミアン・チャゼル (ララランド)
▶︎主演男優賞
▶︎主演女優賞
エマ・ストーン (ララランド)
▶︎助演男優賞
デーヴ・パテール (LION)
▶︎助演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス (Fences)
▶︎脚本賞
デイミアン・チャゼル (ララランド)
▶︎脚色賞
エリック・ハイセラー (メッセージ)
▶︎視覚効果賞
▶︎美術賞
「ララランド」
▶︎撮影賞
リアヌ・サンドグレン (ララランド)
▶︎衣装デザイン賞
メアリー・ゾフレフ (ララランド)
「I Am Not Your Negro」
▶︎短編ドキュメンタリー賞
「Joe's Violin」
▶︎編集賞
「ムーンライト」
▶︎外国語映画賞
「幸せなひとりぼっち」(スウェーデン)
▶︎音響編集賞
「ララランド」
▶︎録音賞
「ララランド」
▶︎メイクアップ、スタイリング賞
▶︎作曲賞
ジャスティン・ハーウィッツ (ララランド)
▶︎長編アニメーション賞
「ズートピア」
▶︎短編アニメーション賞
「ひな鳥の冒険」
▶︎主題歌賞
“City of Stars” (ララランド)
▶︎短編実写映画賞
「Silent Nights」
日本時間では3/27(月)午前9:00〜生中継。